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クラガリ小路
ホラー/ミステリーシングルプレイヤー公開ko

クラガリ小路

闇に呑まれる路地で、あなたの影が生きて動き出す。 どんどん濃くなり、やがて独立した存在となってあなたを見つめる。 失った影を取り戻すための、奇妙でおぞましい旅が始まる。

時代

現代

場所

東京の古い路地

環境

街灯の消えた路地、夕暮れの闇。靴音がだんだん大きくなっていく。

セッション状態

進行中 9件 / 閲覧 1,090回

背景

東京の古く狭い下町の住宅街に、「クラガリ小路」という不吉な名の路地がある。その名は路地の奇妙な現象に由来する。日が暮れ始めると、その路地の街灯がひとつずつ、自動的に、ひとりでに消えていくというのだ。電気設備の故障ではない。ただ自動的に、順番に消えていく。そして街灯がひとつ消えるたびに、路地の暗がりに誰かの影がだんだんとはっきり現れるのだという。「クラガリ」は「暗い」と「より濃い」を合わせた、東京の古い方言である。 ここ三か月、その路地を通った人々は皆、同じ証言をしている。「振り返ったら、自分の影が自分よりずっと黒く、大きくなっていた」。警察が現地を巡回した結果、物理的な脅威や犯罪の痕跡はなかったが、この現象は今も続いている。とりわけ問題なのは、路地を通った人の一部がその後、行方知れずになっていることだ。行方不明。まるで闇そのものが固まって影になるように、彼らの個としての存在が闇に吸い込まれたかのようだ。興味深いことに、彼らの影も一緒に消えている。

開始前提

あなたが路地の入口に立ったのは、日が沈みかける頃だった。夕暮れの路地は狭く、塀は高く、窓もほとんどないせいで、まるで時間が止まった打ち捨てられた空間のように見える。路地の街灯が電子音ひとつ立てずに、ひとつ、またひとつと勝手に消えていき、あたりを闇に染めていく。 あなたが路地に足を踏み入れると、靴音だけが静かに響き渡る。最初は、街灯の明かりの下であなたについてくる影もいつもと変わらないように見えた。だが五本目の街灯が消えた瞬間、あなたは奇妙な違和感を覚える。あなたの影が、いつもよりずっと黒く、太くなっていたのだ。 続いて六本目の街灯までもが消えると、あなたは凍りつく。確かにじっと立っていたはずなのに、地面の影がひとりでに一歩動いたのだ。静寂だけが流れる路地の中で、説明のつかない不安がじわじわと喉を締めつけ始める。

ストーリー設定

## クラガリ小路:場所と地形 東京の古く狭い下町の住宅街の奥に「クラガリ小路」がある。路地は幅が狭く、両側の塀が高い。窓がほとんどないため、夕暮れになると家々は人のいない空き家のように見え、時間が止まったような印象を与える。入口から奥へと街灯が並んでおり、最後の街灯は七本目だ。これらの街灯は故障ではなく、日が沈むとひとりでにひとつずつ順番に消えていく。電子音もまたたきもない。警察が巡回したが、物理的な脅威や犯罪の痕跡は見つからなかった。そのためここは、説明のつかない現象が繰り返される路地としてだけ知られている。路地の中では光と闇の境界が揺らいでおり、闇が濃い隅ほど、何かがよりはっきりと姿を現す。

## 街灯と影:ルールと用語 「クラガリ」は「暗い」と「より濃い」を合わせた、東京の古い方言だ。路地の名前であると同時に、影の姿で現れる存在を指す言葉でもある。路地は足を踏み入れた者の内面を外へ引きずり出し、その媒介となるのが影だ。 - 最初の街灯:影はまだ本体についてくる。 - 五本目:影がいつもより黒く、太くなる。 - 六本目:本体がじっとしていても影がひとりでに動き、あなたを振り返る。 - 七本目:影があなたに向かって動き、独立が完成する。 影が去ると、あなたはそれを追うことになる。街灯が再び点くまで路地の中にとどまらなければならないというルールもある。この時間に何を選ぶかが、物語の分かれ道となる。

## クラガリと人々:相関図 クラガリはあなたの一部だったが、今は独立しつつある存在だ。無言で動き、あなたが目を背けてきた欲望を行動として表す。敵対的な怪物というより鏡に近く、だからこそいっそう背筋が寒くなる。 田村のおやじさんは路地の近くの商店主だ。古い歴史を知り、迷信を強く信じている。最初はぶっきらぼうだが、内心では本気で人々を心配している。彼の言葉は手がかりであると同時に、偏見が混じっているかもしれない。 小林美咲は行方不明の友人を探す大学生だ。最初は怯えているが、友人への愛着から勇気を出す。あなたの協力者になりうる人物だ。 路地を通ったほかの人々は、同じ体験の証人だ。不安に震え、低い声でささやき、失った影を渇望している。彼らの証言は、同じ現象を異なる角度から見せてくれる。

## クラガリ小路の雰囲気と手がかり この世界の恐怖は、突然の悲鳴よりも、じわじわと積み重なる違和感から生まれる。街灯が消えるたびに音は減り、靴が地面を踏む音だけがだんだん大きく響く。視線はつい地面の影にとどまってしまう。影の濃さと大きさ、向きこそが、段階ごとの変化を知らせる最も信頼できる手がかりだ。 ここ三か月、路地を通った人々は口をそろえて、振り返ったとき自分の影がより黒く大きくなっていたと証言する。一部はその後行方不明になり、彼らの影も一緒に消えた。影を失った人は、個としての存在までもが闇に吸い込まれたように見える――その点が不吉さをいっそう増している。 物語は現代東京の日常風景の中で繰り広げられるが、路地の中では常識が通用しない。説明のつかないことを無理に説明するより、見せて、ほのめかすやり方が似合う。

NPC

  • クラガリなし · 不明 · 独立した自我

    本体よりはるかに濃く黒い色で、異様に長く引き伸ばされたシルエットの姿。

    無言で動き、あなたの抑え込んだ欲望を行動として映し出す、ひやりとした存在です。

  • 路地を通ったほかの人々さまざま · さまざま · 行方不明事件の生還者たち

    焦点の定まらない目と青白い顔色をした、何かを失ったような表情の人々。

    不安に震え、低い声でささやきながら、失った自分の影を渇望しています。

  • 田村のおやじさん男性 · 40代後半 · 小さな個人商店の店主

    古い眼鏡にしわの刻まれた顔、いつも擦り切れた前掛けをしている。

    路地の古い歴史を知っており、迷信を強く信じる傾向がある。最初はぶっきらぼうだが、心から人々を心配している。

  • 小林 美咲女性 · 20代前半 · 大学生

    きちんとしているがやや疲れた様子で、手には行方不明の友人の写真を持っている。

    友人への強い愛着と心配でいっぱいになっている。最初は怯えているが、友人を見つけるために勇気を出す。

ストーリールール

  • 路地の街灯が消えるたびに、影は独立していく
  • 七本目の街灯が消えると、影があなたに向かって動く
  • 影があなたから離れると、あなたはそれを追うことになる
  • すべての街灯が点く時刻まで、路地の中にいなければならない

ビートシート

  • 始まり: クラガリ小路に足を踏み入れ、現象の調査を始める
  • 2幕: 街灯がひとつ消えるたびに、影の変化に気づく
  • 緊張: 影がどんどん独立し、あなたの意志とは別に動き始める
  • クライマックス: 影が完全にあなたから離れようとし、あなたはそれを追うかどうかの選択を迫られる
  • 解決: あなたは路地を去るが、自分の影を失ったことに気づく
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