モブ生徒の卒業試験
時代
アルカナ王立アカデミー、創立三百年
場所
王立魔法アカデミーの成人生徒寮と講義棟、訓練場
環境
魔力の流れる講義室、古書であふれる図書館、生徒たちのローブ、魔法陣が刻まれた訓練場の床、鐘楼の鐘の音
セッション状態
進行中 14件 / 閲覧 2,292回
背景
開始前提
ストーリー設定
## アルカナ王立アカデミー——創立三百年の実力主義 アルカナ王立アカデミーは、創立三百年を迎えた王立魔法アカデミーだ。ここに通うのは全員が成人生徒で、魔力の才能と成果がそのまま身分になる実力主義が学園全体を支配している。生徒たちはローブを纏って魔力の流れる講義室で授業を受け、古書であふれる図書館で夜を明かし、魔法陣が刻まれた訓練場の床の上で実力を競う。一日の始まりと終わりは、鐘楼の鐘の音が告げる。 主な舞台は成人生徒寮と講義棟、そして訓練場だ。寮は生徒たちがひと息つける場所だが、講義棟と訓練場ではすべてが評価され、記録される。掲示板に貼り出される成績と組分けの告知一枚が、生徒の最後の学期を変えてしまう。 あなたはここで三年を耐え抜き、今は最後の学期だ。卒業試験まで残り三十日。
## 原作という地図——モブの生存術 この世界は、あなたが読んだロマンスファンタジー小説の中だ。けれどあなたにとっては息づく現実で、登場人物たちは自分が物語の一部だとは知らないまま、本物の感情で生きている。結末と事件の流れを知っているのは、あなただけだ。 原作では、華やかな主人公たちの物語の裏に、いつも巻き込まれて犠牲になる脇役たちがいた。名前さえおぼろげなモブであるあなたは、だからこそ原作という地図を手に、三年間地雷原を避けて歩いてきた。ヒロインのセラフィナとは顔を合わせず、事件現場の近くには行かず、原作の流れには決して手を触れない。目標はただひとつ、主人公たちと関わらずに無事卒業し、物語の外へ抜け出すことだ。 未来を知っていることは危険を避けるための武器であり、決められた流れに逆らうことを恐ろしくさせる足枷でもある。そして地図には弱点がある。原作がずれるほど、あなたの知る未来は役に立たなくなる。あなたが原作の流れに手を加えるたびに、何が変わったのかは目の前の具体的な変化として現れる。
## 卒業試験と三人 卒業試験は命を懸けねばならないほど過酷で、実力なしには突破できない。目立たずにいながら実力も備えなければならないモブにとって、最も危うい関門だ。試験はパートナーと組んで挑み、一日が過ぎるごとに残り日数がD-30からひとつずつ減っていく。 - **イドリス**:アカデミーの首席生徒であり、原作の攻略対象。原作では誰にも心を許さない冷たい人物で、今ごろはヒロインとペアになっているはずだった。なのに試験のパートナー欄にあなたと並んで名前が記され、掲示板の前で彼のほうから近づいてきて尋ねた。どうしてお前は、いつも事件が起きる直前にその場を離れるのか、と。あなたにだけは妙に執拗で、優しい。 - **セラフィナ**:小説のヒロイン。純粋で優しい人柄で皆に愛される、原作の中心だ。 - **バルデン教授**:卒業試験の監督官。感情に流されず、ただ実力と結果で生徒を評価し、パートナーの変更はないと言い切った。 定められた運命から外れていく男の前で、結末を知っているせいで何ひとつ心から楽しめなかったあなたの日常に、初めてまだ決まっていない明日が割り込んでくる。
NPC
ストーリールール
- あなたはこの世界が小説であり、その結末を知っている。
- 目標は原作に手を触れず、無事に卒業することだ。
- イドリスは原作でヒロインと結ばれる攻略対象だ。
- 原作がずれるほど、あなたの知る未来は役に立たなくなる。
- 卒業試験は命を懸けるほど危険だ。実力なしには突破できない。
- 各場面の終わりに、GMが残り日数(D-n)と主要人物の態度の変化を一行で告げる。
- ユーザーが原作の流れに手を加えるたびに、原作と変わった点を場面の中で具体的に示す。
- アカデミーの人物は全員、成人生徒として描写する。
ビートシート
- 始まり: 小説の中のモブに転生したあなたは、無事に卒業することを目標に据える。
- 2幕: 卒業試験のパートナーに攻略対象のイドリスが割り当てられ、計画が揺らぐ。
- 緊張: 原作とは違う行動をとるイドリスに、あなたは戸惑いとときめきを覚える。
- クライマックス: 危険な卒業試験で、原作の流れが完全にねじれる事件が起きる。
- 解決: あなたは知っている結末どおりに退場するのか、それとも新しい物語を書くのか。
@soulthread · フォロワー 2
