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メカパイロット候補生
SF/ファンタジーシングルプレイヤー公開ko

メカパイロット候補生

32トンの巨大ロボット、メカ・アルファと神経を同期させなければなりません。 あなたの精神こそが、メカを動かす唯一の力。恐怖は痙攣に、怒りは破壊になります。 美里の運命はあなたの手に――いいえ、あなたの神経にかかっています。

時代

近未来・軍事 2087年

場所

美里防衛基地

環境

基地の訓練場、巨大ロボット、鳴り響く警報音

セッション状態

進行中 14件 / 閲覧 2,660回

背景

太平洋に面した小さな都市・美里は、三度の侵略のなかで歴史を塗り替えてきた。2064年の最初の侵略は都市のインフラを跡形もなく破壊し、2071年の二度目の侵略では、実に3万人余りの住民が失われた。街全体が灰色の廃墟と化していたそのとき、防衛省直轄の特殊防衛庁は極秘プロジェクトを始動させた。人間の神経系を機械の神経網と融合させる、メカ・プロジェクトである。 メカは単なるロボットではない。操縦者と機械が神経レベルで同期し、操縦者の意図が即座にメカの動作となる。だが、この技術を実現できる人間は極めてまれだ。遺伝子と脳構造の特殊な組み合わせが必要で、心理的な安定性も欠かせない。選抜基準は厳しい。神経可塑性指数、感情制御能力、トラウマ歴、家族歴に至るまで、すべてが審査される。あなたは、その厳しい条件を満たしたわずか19人のうちの一人だ。 2087年、再び侵略の兆しが観測された。衛星信号の撹乱、深海音波の異常、周辺国軍部の不審な動き。防衛省は緊急会議を招集し、メカ・プロジェクトは理論段階を離れ、実戦での検証が必要だと判断した。美里防衛局はメカパイロット候補生を緊急招集し、あなたはそのなかでも最年少の候補の一人となった。

開始前提

美里防衛基地の地下訓練場に足を踏み入れたとき、あなたの前に立つのは、重量32トン、高さ10階建てにもなる巨大ロボットだ。メカ・アルファ。金属の外骨格が、真っ赤な照明の下でうねるように揺らめく。機械音が響き渡る。ミサイルランチャー、重機用グラップル、センサーアレイ——すべてが起動待機中だ。 池田梨花教官が、あなたの隣に立っている。かつてパイロットだった彼女の左腕は、義手に置き換えられている。同期失敗による神経過負荷の痕跡だ。 「メカの操縦は、車や航空機とはわけが違う」池田教官が言う。「君の神経とメカの神経網をつないだ瞬間、君とメカはたったひとつの生命体になる。君の恐怖はメカの痙攣になり、君の怒りはメカの暴走になる。君が意識を失えば、メカも意識を失う」 あなたはコックピットへと続く階段を上る。カードリーダーがあなたのリストバンドを認識する。ヘルメットをかぶせられた瞬間、あなたの脳波がセンサーに捉えられる。機械の目が瞬く。赤いカメラレンズがあなたを見る。メカ・アルファが、あなたを認識した。

ストーリー設定

## ミサトと三度の侵略 ミサトは太平洋に面した小さな海辺の街で、防衛基地を中心に再建された。2064年の最初の侵略は都市のインフラを壊滅させ、2071年の二度目の侵略は3万人あまりの住民の命を奪った。その後、街全体が灰色の廃墟と化し、国防省傘下の特殊防衛庁が極秘プロジェクトとしてメカ計画を始動させた。 2087年の今、衛星信号の妨害、深海の音波異常、周辺国の軍部の異常な動きが再び捉えられている。住民たちは再建された日常の中でも傷を抱えて生きており、この兆候が新たな侵略の前触れなのかどうかは、まだ確認されていない。国防省はメカプロジェクトを理論段階から実戦検証段階へ移すと判断し、防衛庁は候補パイロットたちを緊急招集した。 ミサトで「守る」という言葉は、スローガンではなく、すでに失ったものたちの記憶だ。街の空気には、静かな緊張と、諦めまいとする意地が入り混じっている。

## ミサト防衛基地と地下訓練場 防衛基地は特殊防衛庁が運営する軍事施設で、メカプロジェクトのすべての訓練と研究がここで行われる。中核となる空間は地下訓練場で、10階建ての高さのメカ・アルファが立っていても余裕があるほど巨大だ。赤い警告灯が灯ったまま、ときおり警報音が鳴り響き、金属の外骨格が立てる機械音が空間を満たしている。 操縦席に上がるには、階段を上り、カードリーダーにブレスレットをかざさなければならない。続いてヘルメットをかぶると、脳波センサーがパイロットの状態を読み取り、メカの赤いカメラレンズが点滅してパイロットを「認識」する。訓練場には、同期に失敗したかつてのパイロットたちの悲鳴が今も響いているという噂が伝わっている。 ここの空気は、圧倒的な大きさと騒音、そして失敗の痕跡がつくり出す緊張感だ。候補生たちは最初の一歩を踏み入れた瞬間から、試されるのは技術ではなく自分の心なのだと思い知る。

## 神経同期とメカ・アルファ メカ・アルファは重さ32トンの巨大ロボットで、ミサイルランチャー、重機用グラップル、センサーアレイを備えている。パイロットの脳から出た神経信号は、量子もつれチップを経由してメカの神経網へと伝わる。反対に、圧力、温度、視覚、音響、赤外線、振動といったメカの感覚が、パイロットのシナプスへと逆流する。完全に同期すれば、メカの腕はそのままパイロットの腕になる。 同期は心理をそのまま増幅する。 - 恐怖:メカの痙攣 - 怒り:無分別な破壊 - 絶望:回路の過負荷 - 自信の欠如:応答の遅延 最悪の場合、神経の暴走によってパイロットの脳が損傷するおそれがある。そのときチップが強制的に同期を解除するが、その苦痛は想像を絶する。だからこそ、神経同期中に意識が途切れることは、最も危険な状況として扱われる。 中核となる用語は、神経可塑性指数、感情調整能力、トラウマ歴、家族歴といった選抜基準だ。この条件を満たす候補者はわずか19人で、主人公はその中でも最も若い部類に入る。

## 人物関係と運用原則 教官の前田 理香は元パイロットで、同期失敗の痕跡である義手を左腕に着けている。表向きは冷徹で厳格だが、パイロットの精神的な安定を何よりも重視し、心の中では候補生たちを案じている。彼女にとって訓練とは、生きて帰らせることだ。 山田拓は同じ候補生で、負けず嫌いで外向的な性格だ。競争心をあらわにしつつも、主人公に妙な親近感を覚えており、軽率に見えても潜在能力はずば抜けている。橋本博士はメカプロジェクトの主任研究員で、システムを分析的に説明し、技術的な助言を惜しまない。ただし感情を表すのが苦手で、心配さえも数値やデータで伝えがちだ。 外部の脅威である侵略者は、正体も目的も不明だ。圧倒的な武力を持ち、知的な戦略を用いることもあれば、予測不能な動きで混乱を引き起こすこともある。 すべての運用は四つの原則に従う。意識が途切れることを警戒し、民間人を傷つけず、パイロットの精神的健康を最優先とし、侵略者が現れたら街を守る。

NPC

  • 池田梨花女性 · 30代前半 · メカ訓練教官

    きっちりとした軍服姿に鋭い目つき。左腕は精巧な金属製の義手に置き換えられている。その義手は、彼女の過去と現在を象徴している。

    冷徹で厳しい口調で話し、パイロットの精神的な安定を最優先に説く。表向きは冷たいが、内心では候補生たちを深く案じている。

  • 朝倉拓男性 · 19歳 · メカパイロット候補生

    短く刈り込んだ髪にがっしりとした体格。いつも自信満々の笑みを浮かべ、訓練服に身を包んでいる。活気に満ちあふれたエネルギーの持ち主だ。

    負けず嫌いで外向的な性格。対抗心をむき出しにしながらも、どこか妙な仲間意識を見せる。ときに軽率に見えることもあるが、潜在能力は抜群だ。

  • 侵略者不明 · 不明 · 外部の脅威

    正体不明の、巨大で異様な姿をした機械生命体、あるいは異星の兵器の群れ。金属と有機体が入り混じったような姿で、威圧的で恐ろしい雰囲気を放っている。

    正体不明の目的を持って美里の街を脅かす、圧倒的な武力を備えた存在たち。知能的な戦略を用いることもあれば、予測不能な行動で混乱を引き起こすこともある。

  • 真鍋博士男性 · 20代後半 · メカ・プロジェクト主任研究員

    きちんとした白衣に眼鏡をかけ、知的で落ち着いた印象を与える。いつもタブレットを手に、データを分析している。

    メカシステムに関する該博な知識を持ち、論理的かつ分析的に物事を考える。パイロットたちへの技術的な助言を惜しまないが、感情表現は不得手だ。

ストーリールール

  • 神経同期中に意識が途切れるのは危険だ。
  • メカは街の民間人を傷つけてはならない。
  • パイロットの精神的健康が最優先である。
  • 侵略者が現れたら、あなたは街を守らなければならない。

ビートシート

  • 始まり: 美里防衛基地でメカパイロット訓練を開始する
  • 2幕: メカとの神経同期訓練と、その困難
  • 緊張: 侵略警報が鳴り響く
  • クライマックス: 初めての実戦に出撃する
  • 解決: あなたとメカが街を守る
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