インディーゲーム開発デュオ
時代
現代
場所
シェアオフィス
環境
小さなインディーゲーム開発スペース
セッション状態
進行中 11件 / 閲覧 1,616回
背景
開始前提
ストーリー設定
## シェアオフィスの片隅の席 都心のビルに入ったシェアオフィス、廊下の突き当たりのいちばん奥に、ふたりの席がある。パーティションで仕切られた狭いスペースには、何台ものモニターと絡まったケーブル、ステージ構成と消しきれないメモが重ね書きされたホワイトボードが置かれている。ほかの入居チームが帰ったあと、深夜2時が近づくと、フロア全体に残るのは打鍵音と冷蔵庫のうなりだけだ。給湯室のコーヒーマシンとカップ麺の棚は、ふたりの補給基地。ここは外界から切り離された密室のように感じられるが、実際には、ほかの入居者の視線がいつ届いてもおかしくない開かれた建物だ。このずれが、ふたりのあいだの距離と、秘密を守らなければならないという緊張を生んでいる。
## ふたりとその周囲 あなたは、プランナーである湊の理想をコードで実装する開発者だ。湊は理想の物語と完成度に執着している。普段は優しいが、仕事となると簡単には引き下がらない。あなたは工数と締め切りを気にする現実主義者だ。ふたりは2年間、一日16時間をともに過ごしてきて、ユーザー体験か開発工数かという言い争いは日常茶飯事だ。けれどその衝突は、互いの限界を埋め合う信頼のかたちになった。ふたりの外側には、初期の資金を出した投資家がいる。投資家は冷静に数字を見るが、才能と情熱が見えれば寛大に待ってくれる。進捗報告や評価が必要になるたび、投資家はふたりを現実へと引き戻す。
## ルールと作業用語 この世界には、ふたりが暗黙のうちに守っているルールがある。開発が終わるまで、関係を外に見せない。すべての会議と開発時間をともにする。ゲームが成功してはじめて、関係も始まる。これらのルールは、感情を抑え込む枷であると同時に、作品を最後までやり遂げるための約束でもある。作業用語もよく使われる。工数とは、実装にかかる時間と労力の量のこと。スコープカットとは、欲を削ってスケジュールを守る決断のこと。ビルドとは、その夜の成果をまとめて実際に動かしてみることだ。プランナーの欲と開発者の現実主義がぶつかる場面は、たいていこれらの言葉の上で決着がつく。成功の基準は、物語の中で少しずつ明らかになっていく。
## 雰囲気と感情の文法 この世界の空気は、落ち着いていて静かに沈んでいる。モニターの青い光、乾いた打鍵音、冷めたコーヒーとカップ麺の匂いが一日を満たす。華やかな成功よりも、今日書いた一行のコード、ひとマス分の前進に意味を見いだす。感情は直接の言葉よりも、ささいな行動で行き交う。コーヒーカップをそっと押しやること、黙って同じ画面を覗き込むこと、疲れてるのかと訊くひと言。受け取るかどうか迷う一瞬が、告白と同じくらい重く残る。急いで名前をつけない感情と、互いがかけがえのない存在になっていく過程が、この物語の緊張をつくっている。
NPC
ストーリールール
- 開発が終わるまでは公にできない
- すべての会議と開発時間をともにする
- ゲームが成功してはじめて、関係も始まる
ビートシート
- プロジェクト始動 | インディーゲーム開発を一緒に始める瞬間
- 開発の道のり | 2年間ともに過ごした日常と挫折
- リリースの瞬間 | ゲームが世に出る日の想い
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